注11

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注) 11.中立命題が成立する下では、例え現在減税があっても将来の増税を予想するため消費は増えず、貯蓄が増加する。仮に、一個人の生存期間中に増税がないとしても、その個人は子孫のことまで考えて、子孫が受ける増税の分だけ遺産を増加させるために、やはり貯蓄が増加する。したがって、財政赤字が増加しても、将来の増税に見合った貯蓄が民間に増えることとなる。

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