第2章 持続的な経済成長と労働市場

[目次]  [戻る]  [次へ]

第2章では、デジタル化やグローバル化など世界経済の大きな変化の流れのなかで、必要となる労働力や労働者の持つ技能が変化している状況に対し、労働市場がどのように対応しているのか、現状を分析する。また、新たな技術の登場やグローバル化による生産過程の変化は労働生産性の伸びをもたらしたと考えられるが、そうした労働生産性の伸びと、賃金の伸びの関係は、各国の労働市場制度に応じて異なると考えられる。本章では、国際比較を通じて生産性の伸びと賃金の伸びの関係に係る国別の特徴をみていく。

[目次]  [戻る]  [次へ]