第2章 2025年後半の世界経済の動向(付注2)
付注2 出生地別雇用データへの季節調整
1. 概要
出生地別の労働力人口、失業者数について、X-12-ARIMAを用いて季節調整を行った。
ARIMAモデルについては、標本偏自己相関係数のコレログラムを基に決定を行った。異常値処理については、X-12-ARIMAにおける異常値自動検索機能(Outlierコマンド)を用いた検索結果を参考に、統計的な裏付けを得た上で、経済的な実態に照らして、異常値処理を行うことが適当である(説明可能)と判断される月について回帰変数を設定している。
季節調整モデルの選択に用いるデータ期間は、データが存在する2007年1月から2025年7月までとする。設定した異常値、ARIMAモデルの各パラメータは全て有意水準5%で有意である。
なお、米国生まれと米国外生まれの季節調整値の和は、公表値である全体の季節調整値とは一致しない。集合系列の季節調整値と、部分系列の季節調整値の和は基本的に一致しないことについては、米国労働統計局の研究においても指摘されている(Evans (2009))。
2. 異常値及びARIMAモデルの設定
