脚注2
「製造強国」の明確な定義はないが、「中国製造2025」では先進国と比較した際の中国の弱みとしてイノベーション能力、資源効率、産業構造の均衡性、情報化レベル、品質や効率性が挙げられており、これらの課題が改善され、付加価値の高い製品を製造できるようになった状態を指すと考えられる。なお、中国工程院等による重大諮問プロジェクト「製造強国戦略研究」では主要工業国の競争力に関する指標である「製造業総合指数」を策定している。中国は13年末時点で4位であり、上位3か国(アメリカ、日本、ドイツ)の指数に追いつくことが目標とされている。