令和7年5月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(5月)

5月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.8ポイント上昇の44.4となった。
家計動向関連DIは、飲食関連が低下したものの、小売関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、上昇した。
5月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差2.1ポイント上昇の44.8となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.2ポイント上昇の44.8となり、先行き判断DIは前月差2.7ポイント上昇の46.1となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、このところ回復に弱さがみられる。先行きについては、夏のボーナス及び賃上げへの期待がある一方、引き続き価格上昇や米国の通商政策の影響への懸念がみられる。」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、44.4となった。企業動向関連のDIは低下したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を1.8ポイント上回り、5か月ぶりの上昇となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、44.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を2.1ポイント上回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)