令和7年3月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(3月)
3月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.5ポイント低下の45.1となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が上昇したものの、住宅関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、非製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。
3月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.4ポイント低下の45.2となった。
企業動向関連DIが上昇したものの、家計動向関連DI及び雇用関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差2.7ポイント上昇の47.8となり、先行き判断DIは前月差1.8ポイント低下の46.6となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる。先行きについては、賃上げへの期待がある一方、従前からみられる価格上昇の影響に加え、米国の通商政策への懸念もみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、45.1となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を0.5ポイント下回り、3か月連続の低下となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)


2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、45.2となった。企業動向関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を1.4ポイント下回った。
図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

