令和6年12月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(12月)
12月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.5ポイント上昇の49.9となった。
家計動向関連DIは、飲食関連が低下したものの、住宅関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業が低下したものの、非製造業が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
12月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.6ポイント低下の48.8となった。
企業動向関連DIが上昇したものの、家計動向関連DI及び雇用関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.8ポイント上昇の49.0となり、先行き判断DIは前月差1.5ポイント低下の46.9となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、49.9となった。雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.5ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.8となった。企業動向関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を0.6ポイント下回った。