令和6年4月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(4月)
4月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差2.4ポイント低下の47.4となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、製造業等が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。
4月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差2.7ポイント低下の48.5となった。
雇用関連DIが上昇したものの、家計動向関連DI及び企業動向関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差2.2ポイント低下の50.2となり、先行き判断DIは前月差2.6ポイント低下の49.3となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる。また、令和6年能登半島地震の影響もみられる。先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、47.4となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.4ポイント下回り、2か月連続の低下となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.5となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を2.7ポイント下回った。