令和6年2月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(2月)

2月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.1ポイント上昇の51.3となった。
家計動向関連DIは、住宅関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
2月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.5ポイント上昇の53.0となった。
雇用関連DIが低下したものの、家計動向関連DI及び企業動向関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差2.9ポイント上昇の50.3となり、先行き判断DIは前月差1.6ポイント上昇の53.5となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる。また、令和6年能登半島地震の影響もみられる。先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている。」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、51.3となった。雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を1.1ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、53.0となった。雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.5ポイント上回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)