令和5年12月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(12月)
12月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.2ポイント上昇の50.7となった。
家計動向関連DIは、サービス関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
12月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.3ポイント低下の49.1となった。
企業動向関連DI及び雇用関連DIが上昇したものの、家計動向関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差1.1ポイント上昇の50.9となり、先行き判断DIは前月差0.8ポイント低下の48.6となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる。先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、50.7となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を1.2ポイント上回り、5か月ぶりの上昇となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.1となった。企業動向関連、雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を0.3ポイント下回った。