令和5年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(11月)
11月の現状判断DI(季節調整値)は、前月に対し横ばいの49.5となった。
家計動向関連DIは、サービス関連が低下したものの、小売関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業等が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。
11月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.0ポイント上昇の49.4となった。
企業動向関連DIが低下したものの、家計動向関連DI及び雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.1ポイント低下の49.8となり、先行き判断DIは前月差0.2ポイント低下の49.4となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる。先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、49.5となった。家計動向関連のDIが上昇したものの、企業動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月に対して横ばいだった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.4となった。企業動向関連のDIは低下したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を1.0ポイント上回った。