令和5年7月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(7月)

7月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.8ポイント上昇の54.4となった。
家計動向関連DIは、サービス関連等が低下したものの、小売関連が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
7月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.3ポイント上昇の54.1となった。
家計動向関連DI及び雇用関連DIは上昇、企業動向関連DIは横ばいとなった。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.5ポイント上昇の54.1となり、先行き判断DIは前月差0.6ポイント低下の53.0となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかに回復している。先行きについても、緩やかな回復が続くとみている。」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、54.4となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を0.8ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、54.1となった。家計動向関連、雇用関連のDIは上昇し、企業動向関連のDIは変わらなかったことから、前月を1.3ポイント上回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)