令和4年2月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(2月)
2月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.2ポイント低下の37.7となった。
家計動向関連DIは、サービス関連が上昇したものの、飲食関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、非製造業等が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、上昇した。
2月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.9ポイント上昇の44.4となった。
企業動向関連DIが低下したものの、家計動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.7ポイント上昇の36.6となり、先行き判断DIは前月差2.9ポイント上昇の46.5となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、持ち直しに弱さがみられる。先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、ワクチン接種の進展等による持ち直しへの期待がある一方、ウクライナ情勢による影響も含め、コスト上昇等に対する懸念がみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、37.7となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を0.2ポイント下回り、2か月連続の低下となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、44.4となった。企業動向関連のDIは低下したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を1.9ポイント上回った。