令和3年12月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(12月)
12月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.1ポイント上昇の56.4となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が低下したものの、小売関連が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業等が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、上昇した。
12月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差4.0ポイント低下の49.4となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.1ポイント上昇の58.6となり、先行き判断DIは前月差5.1ポイント低下の49.5となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、持ち直している。先行きについては、持ち直しが続くとみているものの、コスト上昇等や変異株をはじめ内外の感染症の動向に対する懸念がみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、56.4となった。企業動向関連のDIは低下したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を0.1ポイント上回り、4か月連続の上昇となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
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2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.4となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を4.0ポイント下回った。
図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)
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