令和3年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(11月)

11月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.8ポイント上昇の56.3となった。
家計動向関連DIは、住宅関連等が低下したものの、飲食関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
11月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差4.1ポイント低下の53.4となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差2.3ポイント上昇の58.5となり、先行き判断DIは前月差3.7ポイント低下の54.6となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、持ち直している。先行きについては、コスト上昇等への懸念のほか、内外の感染症の動向に関する不確実性がみられるものの、持ち直しが続くとみている。」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、56.3となった。雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.8ポイント上回り、3か月連続の上昇となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、53.4となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を4.1ポイント下回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)