令和3年6月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(6月)

6月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差9.5ポイント上昇の47.6となった。
家計動向関連DIは、住宅関連が低下したものの、飲食関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
6月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差4.8ポイント上昇の52.4となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差9.0ポイント上昇の45.4となり、先行き判断DIは前月差5.8ポイント上昇の52.6となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直している。先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、ワクチン接種の進展等によって持ち直しが続くとみている。」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、47.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を9.5ポイント上回り、3か月ぶりの上昇となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、52.4となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を4.8ポイント上回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)