令和3年5月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(5月)
5月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.0ポイント低下の38.1となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
5月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差5.9ポイント上昇の47.6となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差3.0ポイント低下の36.4となり、先行き判断DIは前月差5.3ポイント上昇の46.8となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさが残る中で、持ち直しに弱さがみられる。先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、ワクチン接種の進展等による持ち直しへの期待がみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、38.1となった。企業動向関連、雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を1.0ポイント下回り、2か月連続の低下となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
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2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、47.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を5.9ポイント上回った。
図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)
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