令和3年3月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(3月)

3月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差7.7ポイント上昇の49.0となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
3月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.5ポイント低下の49.8となった。
雇用関連DIが上昇したものの、家計動向関連DI、企業動向関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差8.8ポイント上昇の49.5となり、先行き判断DIは前月差4.4ポイント低下の48.6となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直している。先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、持ち直しが続くとみている。」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、49.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を7.7ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.8となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を1.5ポイント下回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)