令和2年7月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(7月)

7月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差2.3ポイント上昇の41.1となった。
家計動向関連DIは、サービス関連等が上昇したものの、小売関連が低下したことから横ばいとなった。企業動向関連DIは、非製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
7月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差8.0ポイント低下の36.0となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差3.3ポイント上昇の41.3となり、先行き判断DIは前月差9.4ポイント低下の35.4となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる。先行きについては、持ち直しへの期待がみられるものの、感染症の動向に対する懸念が強まっている。」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、41.1となった。企業動向関連、雇用関連のDIは上昇し、家計動向関連のDIは変わらなかったことから、前月を2.3ポイント上回り、3か月連続の上昇となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、36.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を8.0ポイント下回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)