令和元年12月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(12月)
12月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.4ポイント上昇の39.8となった。
家計動向関連DIは、小売関連が上昇したものの、住宅関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、製造業が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
12月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.3ポイント低下の45.4となった。
企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇したものの、家計動向関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差1.5ポイント上昇の40.7となり、先行き判断DIは前月差1.0ポイント低下の44.5となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「このところ回復に弱い動きがみられる。なお、消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動による影響が一部にみられる。先行きについては、海外情勢等に対する懸念もある一方、持ち直しへの期待がみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、39.8となった。家計動向関連、雇用関連のDIは低下したものの、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.4ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、45.4となった。企業動向関連、雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を0.3ポイント下回った。