令和元年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(11月)

11月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差2.7ポイント上昇の39.4となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業が上昇したものの、製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。
11月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差2.0ポイント上昇の45.7となった。
企業動向関連DIが低下したものの、家計動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差2.9ポイント上昇の39.2となり、先行き判断DIは前月差1.9ポイント上昇の45.5となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「このところ回復に弱い動きがみられる。なお、消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動による影響が一部にみられる。先行きについては、海外情勢等に対する懸念もある一方、持ち直しへの期待がみられる。」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、39.4となった。企業動向関連、雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連のDIが上昇したことから、前月を2.7ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、45.7となった。企業動向関連のDIは低下したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を2.0ポイント上回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)