令和元年8月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(8月)
8月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.6ポイント上昇の42.8となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が低下したものの、小売関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業が上昇したものの、製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。
8月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差4.6ポイント低下の39.7となった。
雇用関連DIが上昇したものの、家計動向関連DI及び企業動向関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.9ポイント上昇の42.6となり、先行き判断DIは前月差4.8ポイント低下の39.1となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「このところ回復に弱い動きがみられる。先行きについては、消費税率引上げや海外情勢等に対する懸念がみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、42.8となった。企業動向関連、雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連のDIが上昇したことから、前月を1.6ポイント上回り、4か月ぶりの上昇となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、39.7となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を4.6ポイント下回った。