令和元年7月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(7月)
7月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差2.8ポイント低下の41.2となった。
家計動向関連DIは、住宅関連が上昇したものの、小売関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、非製造業が上昇したものの、製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。
7月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.5ポイント低下の44.3となった。
企業動向関連DIが上昇したものの、家計動向関連DI及び雇用関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差1.6ポイント低下の41.7となり、先行き判断DIは前月差2.4ポイント低下の43.9となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「天候など一時的な下押し要因もあり、このところ回復に弱い動きがみられる。先行きについては、消費税率引上げや海外情勢等に対する懸念がみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、41.2となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.8ポイント下回り、3か月連続の低下となった
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、44.3となった。企業動向関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を1.5ポイント下回った。