平成30年7月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(7月)
7月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.5ポイント低下の46.6となった。
家計動向関連DIは、小売関連が上昇したものの、サービス関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、非製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。
7月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.0ポイント低下の49.0となった。
雇用関連DIが上昇したものの、家計動向関連DI及び企業動向関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.7ポイント低下の47.5となり、先行き判断DIは前月差1.9ポイント低下の49.0となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「緩やかな回復基調が続いているものの、平成30年7月豪雨によるマインド面の下押しもあり、引き続き一服感がみられる。先行きについては、人手不足、コストの上昇、平成30年7月豪雨の影響等に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、46.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.5ポイント下回り、2か月ぶりの低下となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.0となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を1.0ポイント下回った。