平成30年5月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(5月)

5月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.9ポイント低下の47.1となった。
家計動向関連DIは、住宅関連が上昇したものの、小売関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、上昇した。
5月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.9ポイント低下の49.2となった。
雇用関連DIが上昇したものの、家計動向関連DI及び企業動向関連DIが低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差3.2ポイント低下の47.7となり、先行き判断DIは前月差0.4ポイント低下の50.7となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる。先行きについては、人手不足、コストの上昇等に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、47.1となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を1.9ポイント下回り、3か月ぶりの低下となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.2となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を0.9ポイント下回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)