平成30年4月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(4月)
4月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.1ポイント上昇の49.0となった。
家計動向関連DIは、住宅関連が低下したものの、飲食関連等が上昇したことから横ばいとなった。企業動向関連DIは、製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
4月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.5ポイント上昇の50.1となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.8ポイント低下の50.9となり、先行き判断DIは前月差1.0ポイント上昇の51.1となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、人手不足、コストの上昇等に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI(季節調整値)
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、49.0となった。雇用関連のDIは低下し、家計動向関連のDIは変わらなかったものの、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.1ポイント上回り、2か月連続の増加となった。
図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)
2.景気の先行き判断DI(季節調整値)
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、50.1となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を0.5ポイント上回った。