平成29年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(11月)

11月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差2.9ポイント上昇の55.1となった。
家計動向関連DIは、住宅関連が低下したものの、飲食関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、上昇した。
11月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.1ポイント低下の53.8となった。
雇用関連DIは上昇したものの、家計動向関連DI及び企業動向関連DIは低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差2.5ポイント上昇の52.4となり、先行き判断DIは前月差2.0ポイント低下の51.7となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「緩やかに回復している。先行きについては、人手不足やコストの上昇に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、55.1となった。企業動向関連のDIは低下したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を2.9ポイント上回り、3か月連続の増加となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、53.8となった。雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を1.1ポイント下回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)