平成29年9月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(9月)

9月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.6ポイント上昇の51.3となった。
家計動向関連DIは、小売関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
9月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差0.1ポイント低下の51.0となった。
企業動向関連DIは上昇、雇用関連DIは横ばい、家計動向関連DIは低下した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月に対し横ばいの49.6となり、先行き判断DIは前月差0.3ポイント上昇の50.4となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「着実に持ち直している。先行きについては、人手不足や海外情勢に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、51.3となった。雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を1.6ポイント上回り、3か月ぶりの増加となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、51.0となった。企業動向関連のDIは上昇し、雇用関連のDIは変わらなかったものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を0.1ポイント下回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)