平成28年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(11月)

11月の現状判断DI(季節調整値)は、前月比3.2ポイント上昇の52.5となった。
家計動向関連DIは、小売関連、住宅関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、低下した。
11月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月比1.6ポイント上昇の53.0となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月比2.4ポイント上昇の48.6となり、先行き判断DIは前月比0.1ポイント上昇の49.1となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「着実に持ち直している。先行きについては、海外情勢の不透明感への懸念がある一方、設備投資や求人増加の継続等への期待がみられる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI(季節調整値)

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、52.5となった。雇用関連のDIが低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を3.2ポイント上回り、5か月連続の増加となった。

図表1 景気の現状判断DI(季節調整値)

景気の現状判断DI(表)

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI(季節調整値)

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、53.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を1.6ポイント上回った。

図表3 景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DI(表)

景気の先行き判断DI(グラフ)