平成28年9月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(9月)
9月の現状判断DIは、前月比0.8ポイント低下の44.8となった。
家計動向関連DIは、飲食関連等が低下したことから低下した。企業動向関連DIは、製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
9月の先行き判断DIは、前月比1.1ポイント上昇の48.5となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが上昇した。
なお、季節調整値でみると、現状判断DIは前月比0.3ポイント上昇の46.3となり、先行き判断DIは前月比0.7ポイント上昇の49.6となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、持ち直しの動きがみられる。先行きについては、引き続き海外経済や金融資本市場の動向等への懸念がある一方、旅行・観光分野の回復、受注や求人増加の継続等への期待がみられる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、44.8となった。企業動向関連、雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を0.8ポイント下回り、3か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を14か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を1.1ポイント上回った。また、横ばいを示す50を14か月連続で下回った。