平成28年6月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(6月)
6月の現状判断DIは、前月比1.8ポイント低下の41.2となった。
家計動向関連DIは、サービス関連などが低下したこと等から低下した。企業動向関連DIは、非製造業等が低下したことから低下した。雇用関連DIについても、低下した。
6月の先行き判断DIは、前月比5.8ポイント低下の41.5となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが低下した。
なお、季節調整値でみると、現状判断DIは前月比0.7ポイント低下の39.9となり、先行き判断DIは前月比4.9ポイント低下の39.7となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、海外経済の不確実性の高まりを背景とした円高、株安の中、企業動向等への懸念により、引き続き弱さがみられる。先行きについては、熊本地震からの復興、公共工事の増加への期待がある一方、英国のEU離脱問題等による海外経済や金融資本市場の動向等への懸念が大きいことに留意する必要がある」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、41.2となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.8ポイント下回り、3か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を11か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、41.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を5.8ポイント下回った。また、横ばいを示す50を11か月連続で下回った。