平成28年4月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(4月)
4月の現状判断DIは、前月比1.9ポイント低下の43.5となった。
家計動向関連DIは、サービス関連などが低下したこと等から低下した。企業動向関連DIは、製造業及び非製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。
4月の先行き判断DIは、前月比1.2ポイント低下の45.5となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが低下した。
なお、季節調整値でみると、現状判断DIは前月比1.6ポイント低下の40.0となり、先行き判断DIは前月比2.4ポイント低下の42.9となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、消費動向等への懸念に加え、熊本地震によるマインド面の下押しもあり、引き続き弱さがみられる。先行きについては、観光需要や設備投資増加への期待等がある一方、熊本地震に伴う先行き懸念が多く表明されていることから、今後の動向が、企業、家計のマインド等に与える影響に留意する必要がある」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、43.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.9ポイント下回り、2か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を9か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、45.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.2ポイント下回った。また、横ばいを示す50を9か月連続で下回った。