平成28年3月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(3月)
3月の現状判断DIは、前月比0.8ポイント上昇の45.4となった。
家計動向関連DIは、サービス関連などが上昇したこと等から上昇した。企業動向関連DIは、製造業等が上昇したことから上昇した。雇用関連DIは、低下した。
3月の先行き判断DIは、前月比1.5ポイント低下の46.7となった。
雇用関連DIは上昇した一方で、家計動向関連DI及び企業動向関連DIは低下した。
なお、季節調整値でみると、現状判断DIは前月比3.0ポイント低下の41.6となり、先行き判断DIは前月比0.4ポイント低下の45.3となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、消費動向等への懸念により、このところ弱さがみられる。先行きについては、観光需要や公共事業前倒しへの期待等がある一方で、引き続き、先行き不安や金融資本市場の動向が企業、家計のマインド等に与える影響に留意する必要がある」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、45.4となった。雇用関連のDIが低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.8ポイント上回り、3か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を8か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、46.7となった。雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を1.5ポイント下回った。また、横ばいを示す50を8か月連続で下回った。