平成28年2月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(2月)
2月の現状判断DIは、前月比2.0ポイント低下の44.6となった。
家計動向関連DIは、小売関連などが低下したこと等から低下した。企業動向関連DIは、製造業及び非製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについても、低下した。
2月の先行き判断DIは、前月比1.3ポイント低下の48.2となった。
家計動向関連DI、企業動向関連DI及び雇用関連DIは低下した。
なお、季節調整値でみると、現状判断DIは前月比3.9ポイント低下の44.6となり、先行き判断DIは前月比3.7ポイント低下の45.7となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、円高、株安といった金融資本市場の不安定な動きの中、消費動向等への懸念により、このところ弱さがみられる。先行きについては、春物商戦やローン金利低下への期待等がある一方で、引き続き、先行き不安や金融資本市場の動向が企業、家計のマインド等に与える影響に留意する必要がある」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、44.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.0ポイント下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を7か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
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図表2 構成比
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2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.2となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.3ポイント下回った。また、横ばいを示す50を7か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
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図表5 構成比
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