平成27年12月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(12月)
12月の現状判断DIは、前月比2.6ポイント上昇の48.7となった。
家計動向関連DIは、飲食関連などが上昇したこと等から上昇した。企業動向関連DIは、非製造業が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
12月の先行き判断DIは、前月に対し横ばいの48.2となった。
企業動向関連DI及び雇用関連DIは上昇した一方で、家計動向関連DIは低下した。
なお、季節調整値でみると、現状判断DIは前月比0.4ポイント上昇の50.5となり、先行き判断DIは前月比0.3ポイント低下の51.1となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、中国経済に係る動向の影響等がみられるが、緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、中国経済の動向など、海外情勢への懸念がある一方で、観光需要や受注の増加、雇用の改善への期待等がみられる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、48.7となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を2.6ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を5か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.2となった。企業動向関連、雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月に対し横ばいとなった。また、横ばいを示す50を5か月連続で下回った。