平成27年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(11月)

11月の現状判断DIは、前月比2.1ポイント低下の46.1となった。
家計動向関連DIは、小売関連などが低下したこと等から低下した。企業動向関連DIは、製造業及び非製造業が上昇したことから上昇した。雇用関連DIについては、上昇した。
11月の先行き判断DIは、前月比0.9ポイント低下の48.2となった。
雇用関連DIは上昇した一方で、家計動向関連DI及び企業動向関連DIは低下した。
なお、季節調整値でみると、現状判断DIは前月比1.3ポイント低下の50.4となり、先行き判断DIは前月比1.1ポイント上昇の51.7となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、中国経済に係る動向の影響等がみられるが、緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、中国経済の動向やテロ事件など、海外情勢への懸念がある一方で、観光需要や燃料価格の低下、雇用の改善への期待等がみられる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、46.1となった。企業動向関連、雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を2.1ポイント下回り、2か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を4か月連続で下回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.2となった。雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を0.9ポイント下回った。また、横ばいを示す50を4か月連続で下回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI(表)

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI(グラフ)