平成27年5月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(5月)
5月の現状判断DIは、前月比0.3ポイント低下の53.3となった。
家計動向関連DIは、サービス関連が上昇したこと等から上昇した。企業動向関連DIは、製造業及び非製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIは、小幅に上昇した。
5月の先行き判断DIは、前月比0.3ポイント上昇の54.5となった。
先行き判断DIについては、物価上昇への懸念等がみられるものの、夏のボーナス及び賃上げ、外国人観光需要への期待等がみられ、家計動向部門及び企業動向部門で上昇した。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、物価上昇への懸念等がみられるものの、夏のボーナス及び賃上げ、外国人観光需要への期待等がみられる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、53.3となった。家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したものの、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を0.3ポイント下回り、6か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を4か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、54.5となった。雇用関連のDIが低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.3ポイント上回り、6か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を4か月連続で上回った。