平成26年10月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(10月)
10月の現状判断DIは、前月比3.4ポイント低下の44.0となり、2か月ぶりに低下した。
家計動向関連DIは、小売関連などが低下したこと等から低下した。
企業動向関連DIは、製造業及び非製造業が弱含んだことから低下した。
雇用関連DIは、一部で求人の増勢に一服感がみられたこと等から低下したものの、50.0となった。
10月の先行き判断DIは、前月比2.1ポイント低下の46.6となり、5か月連続で低下した。
先行き判断DIについては、エネルギー価格の上昇等による物価上昇への懸念等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、このところ弱さがみられるが、緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、エネルギー価格の上昇等による物価上昇への懸念等がみられる。」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、44.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を3.4ポイント下回った。また、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、46.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.1ポイント下回り、5か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。