平成26年9月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(9月)
9月の現状判断DIは、前月に対し横ばいの47.4となった。
家計動向関連DIは、消費税率引上げ後の駆込み需要の反動減が幅広い分野で和らいだこと等から上昇した。
企業動向関連DIは、製造業が弱含んだことから低下した。
雇用関連DIは、一部で求人の増勢に一服感がみられたこと等から低下した。
9月の先行き判断DIは、前月比1.7ポイント低下の48.7となり、4か月連続で低下した。
先行き判断DIについては、引き続き消費税率引上げ後の駆込み需要の反動が和らぐことへの期待等がみられるものの、エネルギー価格等の上昇への懸念等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いており、消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動減の影響も薄れつつある。ただし、先行きについては、エネルギー価格等の上昇への懸念等がみられる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、47.4となった。家計動向関連が上昇したものの、企業動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月に対し横ばいとなった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.7となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.7ポイント下回り、4か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を6か月ぶりに下回った。