平成26年4月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(4月)
4月の現状判断DIは、前月比16.3ポイント低下の41.6となり、2か月ぶりに低下した。
家計動向関連DIは、消費税率引上げ後の駆込み需要の反動減がみられたこと等から小売関連などを中心に低下した。
企業動向関連DIは、駆込み需要の反動の影響もあり受注や生産に一服感がみられたこと等から低下した。
雇用関連DIは、一部で求人の増勢に一服感がみられたこと等から低下した。
4月の先行き判断DIは、前月比15.6ポイント上昇の50.3となり、5か月ぶりに上昇した。
先行き判断DIについては、消費税率引上げ後の駆込み需要の反動減やマインド低下の影響が薄れていくとの期待等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いているが、消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動により、このところ弱い動きもみられる。先行きについては、緩やかに回復していくと見込まれる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、41.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を16.3ポイント下回り、2か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を15か月ぶりに下回った。
図表1 景気の現状判断DI
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図表2 構成比
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2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、50.3となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を15.6ポイント上回り、5か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を4か月ぶりに上回った。
図表4 景気の先行き判断DI
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図表5 構成比
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