平成26年3月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(3月)

3月の現状判断DIは、前月比4.9ポイント上昇の57.9となり、3か月ぶりに上昇した。
家計動向関連DIは、消費税率引上げ前の駆込み需要が自動車では一巡したものの、それ以外の幅広い品目で強まったこと等から上昇した。
企業動向関連DIは、受注や生産の増加がみられたこと等から上昇した。
雇用関連DIは、多くの業種で求人が増加したこと等から上昇した。
3月の先行き判断DIは、前月比5.3ポイント低下の34.7となり、4か月連続で低下した。
先行き判断DIについては、消費税率引上げ後の駆込み需要の反動減やマインド低下への懸念等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかに回復している。また、消費税率引上げに伴う駆込み需要が強まっている。なお、先行きについては、駆込み需要の反動減等の影響が見込まれる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、57.9となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を4.9ポイント上回り、3か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を14か月連続で上回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、34.7となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を5.3ポイント下回り、4か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI