平成25年12月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(12月)

12月の現状判断DIは、前月比2.2ポイント上昇の55.7となり、2か月連続で上昇した。
家計動向関連DIは、年末商戦が好調であったことや、消費者の購買意欲の改善、客単価の上昇に加え、消費税率引上げ前の駆込み需要もあって、高額品、自動車、家電を中心に売上が増加したこと等から上昇した。
企業動向関連DIは、受注の増加がみられたこと等から上昇した。
雇用関連DIは、多くの業種で求人が増加したこと等から上昇した。
12月の先行き判断DIは、前月比0.1ポイント低下の54.7となり、依然高水準ながら4か月ぶりに低下した。
先行き判断DIについては、消費税率引上げ前の駆込み需要への期待感等を背景に、企業動向部門、雇用部門では上昇したものの、一部で需要の他業態へのシフトが懸念されること等もあって、家計動向部門では低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかに回復している」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、55.7となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連すべてのDIが上昇したことから、前月を2.2ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を11か月連続で上回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、54.7となった。企業動向関連、雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を0.1ポイント下回り、4か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を13か月連続で上回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI