平成25年11月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(11月)
11月の現状判断DIは、前月比1.7ポイント上昇の53.5となり、2か月ぶりに上昇した。
家計動向関連DIは、消費者の購買意欲の改善や客単価の上昇に加え、消費税引上げ前の駆込み需要もあって、高額品、自動車、家電を中心に売上が増加したこと等から上昇した。
企業動向関連DIは、製造業で受注の増加がみられたこと等から上昇した。
雇用関連DIは、一部で求人の増勢に一服感がみられたこと等から低下した。
11月の先行き判断DIは、前月比0.3ポイント上昇の54.8となり、3か月連続で上昇した。
先行き判断DIについては、消費税引上げによるマインド低下への懸念等があるものの、消費税引上げ前の駆込み需要や年末年始の売上への期待感等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかに回復しつつある」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、53.5となった。雇用関連のDIが低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を1.7ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を10か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、54.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を0.3ポイント上回り、3か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を12か月連続で上回った。