平成25年10月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(10月)

10月の現状判断DIは、前月比1.0ポイント低下の51.8となり、依然高水準ながら2か月ぶりに低下した。
家計動向関連DIは、台風の影響もあり百貨店を中心に売上が伸び悩んだことに加え、消費税引上げ前の駆込み需要の鈍化もあって住宅関連に一服感がみられたこと等から低下した。
企業動向関連DIは、非製造業で受注の増勢に鈍化がみられたこと等から低下した。
雇用関連DIは、年末年始向けの求人が堅調なこと等から上昇した。
10月の先行き判断DIは、前月比0.3ポイント上昇の54.5となり、2か月連続で上昇した。
先行き判断DIについては、消費税引上げ前の駆込み需要や歳末商戦への期待等から家計部門で上昇した。一方、消費税引上げによるマインド低下への懸念等から、企業動向部門及び雇用部門で低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、着実に持ち直している」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、51.8となった。雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を1.0ポイント下回り、2か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を9か月連続で上回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、54.5となった。企業動向関連、雇用関連のDIは低下したものの、家計動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.3ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を11か月連続で上回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI