平成25年9月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(9月)
9月の現状判断DIは、前月比1.6ポイント上昇の52.8となり、6か月ぶりに上昇した。
家計動向関連DIは、コンビニや飲食で客足の鈍化がみられたものの、新型車、高額品の販売に加え、消費税引上げ前の駆込み需要もあって住宅関連が好調であったこと等から上昇した。
企業動向関連DIは、受注や生産の増加がみられたこと等から上昇した。
雇用関連DIは、建設業等で求人が増加したこと等から上昇した。
9月の先行き判断DIは、前月比3.0ポイント上昇の54.2となり、5か月ぶりに上昇した。
先行き判断DIについては、消費税引上げによるマインド低下等への懸念があるものの、政策効果に加え、オリンピックや消費税引上げ前の駆込み需要等への期待感がみられること等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、着実に持ち直している」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、52.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を1.6ポイント上回り、6か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を8か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、54.2となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を3.0ポイント上回り、5か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を10か月連続で上回った。