平成25年2月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(2月)
2月の現状判断DIは、前月比3.7ポイント上昇の53.2となり、4か月連続で上昇した。
家計動向関連DIは、高額品や乗用車などを中心として、消費者の購買意欲の改善が引き続きみられたこと等から、上昇した。
企業動向関連DIは、円安傾向が続く中で、製造業を中心に受注や採算の改善が引き続きみられたこと等から、上昇した。
雇用関連DIは、建設業・サービス業等での求人が増加したこと等から、上昇した。
2月の先行き判断DIは、前月比1.2ポイント上昇の57.7となり、4か月連続で上昇した。
先行き判断DIについては、燃料価格上昇等への懸念がみられるものの、円安傾向や株価上昇が続いていることや、現政権の政策への期待感が引き続きみられること等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、持ち直している」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、53.2となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を3.7ポイント上回り、4か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を10か月ぶりに上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、57.7となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を1.2ポイント上回り、4か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で上回った。