平成25年1月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(1月)
1月の現状判断DIは、前月比3.7ポイント上昇の49.5となり、3か月連続で上昇した。
家計動向関連DIは、消費者の購買意欲の改善がみられたこと等から、上昇した。
企業動向関連DIは、円安が進む中で、一部の業種における受注や採算の改善がみられたこと等から、上昇した。
雇用関連DIは、製造業で雇用調整の動きがみられたものの、建設業等での求人が増加したこと等から、上昇した。
1月の先行き判断DIは、前月比5.5ポイント上昇の56.5となり、3か月連続で上昇した。
先行き判断DIについては、円安・株価上昇が一段と進んだことや、新政権の政策への期待感が引き続きみられること等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、持ち直しの動きがみられる」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、49.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を3.7ポイント上回り、3か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を9か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、56.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を5.5ポイント上回り、3か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で上回った。