平成24年12月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(12月)

12月の現状判断DIは、前月比5.8ポイント上昇の45.8となり、2か月連続で上昇した。
家計動向関連DIは、気温の低下もあって冬物商材の動きが好調であったこと等から、上昇した。
企業動向関連DIは、円安の動きに加え、一部の業種における受注や採算の改善がみられたこと等から、上昇した。
雇用関連DIは、製造業で雇用調整の動きがみられたものの、年末・年度末向けの求人が増加したこと等から、上昇した。
12月の先行き判断DIは、前月比9.1ポイント上昇の51.0となり、2か月連続で上昇した。
先行き判断DIについては、円安・株価上昇や、新政権の政策への期待感等がみられることから、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、このところ持ち直しの兆しがみられる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、45.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を5.8ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を8か月連続で下回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、51.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を9.1ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を8か月ぶりに上回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI