平成24年6月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(6月)

6月の現状判断DIは、前月比3.4ポイント低下の43.8となり、3か月連続で低下した。
家計動向関連DIは、梅雨入りや台風に伴う天候不順等により季節商材等の売上が低調であったことや、乗用車の受注に一服感がみられたこと等から、低下した。
企業動向関連DIは、企業において円高等による受注の減少等がみられたこと等から、低下した。
雇用関連DIは、製造業等で求人数の増加に一服感がみられたこと等から、低下した。
6月の先行き判断DIは、前月比2.4ポイント低下の45.7となり、2か月連続で低下した。
先行き判断DIについては、東日本大震災からの復興需要等への期待感がみられる一方で、夏の電力問題や、エコカー補助金終了後の反動減、消費税引き上げによるマインドの低下への懸念等による先行き不透明感がみられる。こうしたことから、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で低下した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、これまで緩やかに持ち直してきたが、このところ弱い動きがみられる」とまとめられる。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、43.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を3.4ポイント下回り、3か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、45.7となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.4ポイント下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI