平成24年4月調査結果(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(4月)
4月の現状判断DIは、前月比0.9ポイント低下の50.9となり、3か月ぶりに低下した。
家計動向関連DIは、東日本大震災からの復興ムードの高まりに伴う消費の活発化等がみられたものの、乗用車販売の伸びに一服感がみられたこと等から、低下した。
企業動向関連DIは、一部の企業において受注の伸び悩みがみられたこと等から、低下した。
雇用関連DIは、建設業や自動車関連を中心とする製造業等での求人が増加していたことから、上昇した。
4月の先行き判断DIは、前月比1.2ポイント上昇の50.9となり、2か月ぶりに上昇した。
先行き判断DIは、夏の電力問題への懸念等による先行き不透明感がみられる一方で、東日本大震災からの復興需要等への期待感から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。
以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、持ち直している」とまとめられる。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、50.9となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を0.9ポイント下回り、3か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、50.9となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を1.2ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を2か月ぶりに上回った。